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「サイディングの種類と特徴について」
近年、外壁材でよく使われているサイディングですが、サイディングの種類にはどんな物があるのか特徴も含めてご説明させていただきます。
サイディングの種類
サイディングには主に
●窯業系サイディング●金属系サイディング
●木質系サイディング●樹脂系サイディング
上記の4種類あります。
それぞれ性質が異なるため、耐久性などに差があります。
サイディングの特徴
各サイディングの特徴についてご説明させていただきます。
●窯業系サイディング
サイディング材の中でシェア率が一番高く、主流になっている窯業系サイディングはセメントと繊維質を主原料としています。
他の種類に比べ、デザインが圧倒的に豊富であることが人気である理由と言えるでしょう。
メンテナンス時期としては7年〜10年を目安としています。
●金属系サイディング
サイディング材の中でひび割れや雨水が染み込む心配が少なく耐久性が高めである金属サイディングは金属を加工し断熱材を裏打ちした物になります。
金属の耐久性を持っていながら、成形加工した板なので重量も軽く、建物に対する負担も少ないところがメリットです。
劣化すると金属特有のサビを発生しますので注意が必要です。
メンテナンス時期としては10年〜15年を目安としています。
●木質系サイディング
断熱性に優れ、環境に優しい木質系サイディングは天然木、合板などの木材を主材料としています。
木目調の自然な風合いは他のサイディング材では出せない魅力があります。
湿気に弱いので木を腐らせずに維持する為に早めのメンテナンスが必要です。
メンテナンス時期は10年を目安としています。
●樹脂系サイディング
耐久性に優れ、色あせや変色しにくい樹脂系サイディングは塩化ビニル樹脂を主原料としています。
樹脂系サイディングは凍害や塩害に強く、メンテナンス時期も20年ほどの目安です。
日本では樹脂系サイディングの普及も少なく、取り扱える職人も少ない為、費用は高額になってしまいます。
また、樹脂系サイディング自体の耐用年数が高く、メンテナンスフリーとも言われていますが、紫外線により弾性が失われてしまうため、長持ちさせるためには塗装が必要です。
サイディングの塗り替え時期
サイディングの種類によってメンテナンス時期は異なりますが、外壁材をしっかりと保護するためには、いずれも10年ほどで塗装をしたほうが長持ちさせることができます。
特に窯業系サイディングや木質系サイディングは防水性能がないため、工場から出荷される際に表面保護が施されていますが、7年〜10年もすれば、ほぼ完全に失われてしまうような性能です。
表面保護の性能が失われたあとは外壁材が紫外線のダメージを直に受け、雨水や湿気も外壁材が吸い込んでしまうので、様々な劣化症状を発生してしまいます。
サイディング材の表面を塗装でしっかり保護することにより劣化症状の発生を防ぐことができるので、外壁からの雨漏れのリスクをなくすことができます。
サイディング材の種類によって特徴や性質はそれぞれ違いますが、建物を維持するために表面の塗膜が重要になります。
※塗装後のメンテナンス周期は塗料のグレードによって変わるので、塗料の耐用年数を参考にしてください。
以上、「サイディングの種類と特徴」でした!
こんにちは、ネクストアートです。
少しずつ年数をかけて劣化していく外壁ですが、普段生活する中で毎日のように外壁の状態をチェックされる方はほとんどおられないかと思います。
お庭を手入れされているときや、何気なく外壁を見たときにひび割れを発見したり、藻が発生して外壁が緑色っぽくなっていることに、気づけばなっていた。など、メンテナンスの時期は予期せず急にきてしまうこともあります。
いつどのタイミングで何をすればいいのか。
今回は大切なお家の塗り替え時期はどう見分けるのか状態の深刻度も含めてお話ししていきたいと思います。
※「外壁塗装の必要性」←こちらから
まずは、外壁の劣化症状をご紹介します。
・表面の色あせ、変色
・鉄部のサビ
・チョーキング現象(白亜化)
・カビや藻の発生、コケの発生
・クラック(ひび割れ)
・外壁の膨れ
・表面の塗膜の剥がれ
上記の症状が一般的に確認できる劣化症状です。
こちらの症状を詳しく説明していきます。
・表面の色あせ、変色
この症状のみであればすぐに外壁塗装が必要というわけではなく深刻度は低めです。
新築ではおよそ5〜8年ほどで外壁が変色する症状が出ることがあります。
1度塗り替えをしている場合は塗料のグレードによってこの症状が出てくるまでの年数が変わります。
塗り替えてすぐはツヤツヤだったのに外壁の艶がなくなってくると色あせてきたように見えます。
これは紫外線などにより塗料の成分が分解されてきているサインになります。
・鉄部のサビ
こちらの症状はサビなので鉄製の素材が使われている部分に発生します。
よくある物だとベランダの手摺、ひさし、雨戸などです。
鉄製の屋根や外壁もあるのでその場合はサビに注意が必要です。
サビの症状を放っておくと、腐食して穴が空いてしまったり、鉄製でない所にもサビが移ってしまうので深刻にならないうちに早めのメンテナンスをおすすめします。
・チョーキング現象(白亜化)
この症状は表面の塗膜の劣化症状です。
表面を指で触ったときに白い粉がつくと劣化しているサインです。
塗膜が雨水や紫外線により分解され、塗料の顔料が粉状になって発生するものです。
この症状が発生すると塗膜の防水性能や防カビ性能などを失ってしまい、雨水や紫外線のダメージを外壁材が直接受けることになるので、外壁材を保護する為に早めの塗り替えをおすすめします。
・カビや藻の発生、コケの発生
カビや藻の発生は日が当たりにくい面に症状が出やすく、放置してしまうとどんどん広範囲に繁殖し、外壁だけでなく部屋の中にまで根付いてしまうと除去が困難になってしまいます。
最悪の場合、中の木材が腐食すると壁をめくって張り替える必要が出てきたりしてしまいます。
外壁を塗装でコーティングするか、築がまだ浅いうちに発生してしまった場合は消毒用アルコールか中性洗剤などで外壁材を傷めないように優しく擦って落としましょう。
立地条件によりあまりにも発生しやすい場合は早めの塗り替えをおすすめします。
・クラック(ひび割れ)
外壁にクラック(ひび割れ)が発生すると中に雨水が侵入する恐れがあります。
クラックを見つけてその部分だけ補修される方もおられますが、1箇所あると他にも数箇所発生している可能性が高いです。
また、補修しても他の箇所も次々と出てきたりと、イタチごっこになるので早めの塗り替えをおすすめします。
・外壁の膨れ
この症状は塗膜が膨れているのか、下地から膨れているのかで深刻度が大きく変わります。
どちらの場合も原因は中に水が回ってしまって起こっている可能性が高いです。
膨れが増えると、その分補修費用も膨らんでしまうので早めの外壁診断をおすすめします。
・表面の塗膜の剥がれ
表面の塗膜が剥がれてくると、塗膜の寿命が過ぎてしまって下地と密着していない状態であると考えられます。
1箇所剥がれると全体的に塗膜の寿命がきている可能性が高いので補修費用を少しでも抑える為に早めの塗り替えをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
どの劣化症状も大体同じぐらいの時期に発生してくるので劣化症状が一つでも見られたら塗り替えを検討していくことが望ましいです。
劣化症状の早期発見が大切なお家を守ることに繋がるので、是非皆さんも確認してみてください!
以上、「塗り替え時期のサイン」でした!
こんにちは、ネクストアートです。
お住まいの家が築10年近くなった頃、訪問販売などでリフォーム工事や外壁塗装の案内がくることがたまにあるかと思います。
訪問販売自体、良いイメージを持たれていない方も多いですよね。
そもそも頼んでもないのに来られるのは警戒しますし、いつも来るタイミングが悪かったり、休みのところわざわざ話を聞くのも面倒と言う方がほとんどではないでしょうか?
しかしながら訪問販売ももちろんお仕事なので基本的に需要のある所にしか行かないのです。
外壁塗装業者も築3年の家や塗り替えしたばかりのピカピカの家に訪問するわけはなく、外壁塗装を必要とする家に訪問するわけです。
※「外壁塗装の必要性」←こちらから
そして訪問販売業者は他社とは違う何かしらの強みや勧めるだけの価値を持っている場合も多く、お得に工事ができたり良い業者に出会うこともあります。
優良業者ばかりが訪問してくるのであれば耳を傾ける価値はあるのですが、中にはそれを逆手に取った悪徳業者もいるので注意が必要です。
今回は私がお客様から聞いた過去の相談や失敗談をもとに、悪徳業者に騙されない為に知っておいた方がいい知識を幾つかご紹介します!
その①
「屋根の点検をさせてください」
屋根は普段近くで見ることもなく想像以上に劣化していることも多いです。
工事をしていて足場に登るとお隣や近くの家の屋根まで見えるので、深刻な状態のときは声をかけさせていただくことがあります。
ここで注意して頂きたいのは点検で屋根に登るという行為です。
劣化した屋根は上に乗るだけで破れます。
補修工事をすることが決まっているわけでもないのに状態確認で上に乗ってしまうと更に悪化する可能性があるので屋根に登ることはお勧めしません。
状態確認であればハシゴを掛けて屋根付近まで登るだけでプロが見れば劣化具合は十分わかります。
上に直接乗ることがないように点検してもらいましょう。
もっとも悪質な業者は屋根に登った際、故意に破損させて、補修した方が良いと虚偽の報告をすることもあるようです。
その②
「足場代が無料でできます」
近くで工事をしているので、それを移設することで足場代は無料でできますというのは嘘です。
近いからとはいえ、勝手に足場が動いてくれるわけではないので足場を移設するにも人権費はかかりますし使用期間も伸びます。
多少安くなることはありますが費用がかからないことは絶対にないので、お得を装ったセールスの可能性が高いです。
その場合は他の工事内容の単価が高かったり工事の質に悪影響を及ぼしたりするので、信憑性のない値引きには注意しましょう。
その③
「30年持つ塗料です」
A社とB社に外壁塗装の見積もりしてもらったらA社は120万、B社は260万でした。
B社のセールストークでは、一見高く思われるかもしれませんが一般的に10年置きに次の塗装時期を迎えます。30年持つ塗料なのでランニングコストはかなり安くつきます。
例えば、30年の内に120万の塗装工事を3回行うと360万かかってしまいます。
それが260万で30年持つので長い目で見ると100万も安くつき、約一回分の塗装がお得になります。
というもの、確かにその話が本当であればお得ですが、残念ながら30年持つ塗料は今のところ存在しません。
今存在する塗料では期待できる耐用年数は10年から20年ほどです。
因みに、30年持つと言われたからそこにお願いしたと仰っていた方のほとんどが10年ほどで塗り替え時期を迎えてしまっています。
高耐久の塗料であっても性能を活かす為には外壁と塗料の相性なども重要で、そもそも30年持つ塗料は存在しないので注意してください。
おおまかなポイントは、
①調査時に屋根に直接乗らないこと
②見積書の信憑性や大幅な値引きに注意すること
③使用する塗料の性能が本当に正しく適しているのか
他に細かい注意点もありますが、この大きな3つの点に気をつけることで悪徳業者に騙されることなく気持ちの良い塗り替えをして頂きたいです。
以上、「悪徳業者の見分け方」でした!