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悪徳なリフォーム業者の見分け方は?

こんにちは、ネクストアートです。

お住まいの家が築10年近くなった頃、訪問販売などでリフォーム工事や外壁塗装の案内がくることがたまにあるかと思います。

訪問販売自体、良いイメージを持たれていない方も多いですよね。

そもそも頼んでもないのに来られるのは警戒しますし、いつも来るタイミングが悪かったり、休みのところわざわざ話を聞くのも面倒と言う方がほとんどではないでしょうか?

しかしながら訪問販売ももちろんお仕事なので基本的に需要のある所にしか行かないのです。

外壁塗装業者も築3年の家や塗り替えしたばかりのピカピカの家に訪問するわけはなく、外壁塗装を必要とする家に訪問するわけです。
※「外壁塗装の必要性」←こちらから

そして訪問販売業者は他社とは違う何かしらの強みや勧めるだけの価値を持っている場合も多く、お得に工事ができたり良い業者に出会うこともあります。

優良業者ばかりが訪問してくるのであれば耳を傾ける価値はあるのですが、中にはそれを逆手に取った悪徳業者もいるので注意が必要です。


今回は私がお客様から聞いた過去の相談や失敗談をもとに、悪徳業者に騙されない為に知っておいた方がいい知識を幾つかご紹介します!

その①
「屋根の点検をさせてください」

屋根は普段近くで見ることもなく想像以上に劣化していることも多いです。

工事をしていて足場に登るとお隣や近くの家の屋根まで見えるので、深刻な状態のときは声をかけさせていただくことがあります。

ここで注意して頂きたいのは点検で屋根に登るという行為です。

劣化した屋根は上に乗るだけで破れます。

補修工事をすることが決まっているわけでもないのに状態確認で上に乗ってしまうと更に悪化する可能性があるので屋根に登ることはお勧めしません。

状態確認であればハシゴを掛けて屋根付近まで登るだけでプロが見れば劣化具合は十分わかります。

上に直接乗ることがないように点検してもらいましょう。

もっとも悪質な業者は屋根に登った際、故意に破損させて、補修した方が良いと虚偽の報告をすることもあるようです。

その②
「足場代が無料でできます」

近くで工事をしているので、それを移設することで足場代は無料でできますというのは嘘です。

近いからとはいえ、勝手に足場が動いてくれるわけではないので足場を移設するにも人権費はかかりますし使用期間も伸びます。

多少安くなることはありますが費用がかからないことは絶対にないので、お得を装ったセールスの可能性が高いです。

その場合は他の工事内容の単価が高かったり工事の質に悪影響を及ぼしたりするので、信憑性のない値引きには注意しましょう。

その③
「30年持つ塗料です」

A社とB社に外壁塗装の見積もりしてもらったらA社は120万、B社は260万でした。

B社のセールストークでは、一見高く思われるかもしれませんが一般的に10年置きに次の塗装時期を迎えます。30年持つ塗料なのでランニングコストはかなり安くつきます。
例えば、30年の内に120万の塗装工事を3回行うと360万かかってしまいます。
それが260万で30年持つので長い目で見ると100万も安くつき、約一回分の塗装がお得になります。

というもの、確かにその話が本当であればお得ですが、残念ながら30年持つ塗料は今のところ存在しません。

今存在する塗料では期待できる耐用年数は10年から20年ほどです。

因みに、30年持つと言われたからそこにお願いしたと仰っていた方のほとんどが10年ほどで塗り替え時期を迎えてしまっています。

高耐久の塗料であっても性能を活かす為には外壁と塗料の相性なども重要で、そもそも30年持つ塗料は存在しないので注意してください。


おおまかなポイントは、

①調査時に屋根に直接乗らないこと

②見積書の信憑性や大幅な値引きに注意すること

③使用する塗料の性能が本当に正しく適しているのか

他に細かい注意点もありますが、この大きな3つの点に気をつけることで悪徳業者に騙されることなく気持ちの良い塗り替えをして頂きたいです。

 

以上、「悪徳業者の見分け方」でした!